第10回 読んでもらえるメルマガの書き方
こんにちは!アッと@ホームページスタッフのタッキーです。前回のコラムでは、メルマガ配信のメリットと始め方についてお伝えしましたが、メルマガは配信するだけで読んでもらえなければ、意味がありません。今回は、「読んでもらえるメルマガの書き方」についてご紹介します。
メルマガのタイトルと基本的な構成
読んでもらえるメルマガにするために、まずはメルマガの「タイトル」と「基本的な構成」について学んでおきましょう。
■タイトル
タイトルは、メルマガを配信して読者が一番初めに見る部分です。配信されたメールを開いてもらえるかどうかは、タイトルにかかっていると言っても過言ではありません。読者に興味を持ってメールを開いてもらえるよう、タイトルは工夫しましょう。
また、スマホで見た場合、長いタイトルだと後ろの方は省略されてしまいます。タイトルはできる限り20文字以内、超える場合でも重要な部分は前に持ってきましょう。具体的な数字を入れるのもポイントです。
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■基本的な構成
タイトルと同様に、「構成」も重要です。構成がぐちゃぐちゃでは、見るに堪えないメルマガになってしまい、読んでもらえなくなってしまいますので、基本的なことですがしっかり身につけておきましょう。
①ヘッダー
メルマガ本文の一番先頭に来る部分です。メルマガの名前や配信日、Vol.〇〇などの情報を、記号や装飾文字で囲みましょう。この部分は、毎回同じスタイルで書きます。
②リード
本題に入る前に、季節の話や直近の状況などのちょっとした挨拶を入れつつ、今回のメルマガはどのような内容なのか、軽く触れておきましょう。
③目次
メルマガの内容を、箇条書きで簡潔に書きます。時間がない人でも、目次を見ればどんな内容か分かるようにしておきます。
④メインの記事
メルマガのメインとなる、コンテンツの部分です。基本的には、一通のメルマガにつきメインのコンテンツのテーマは一つにしておきます。
⑤お知らせ
イベントやキャンペーンなどの、ビジネス上のお知らせを記載します。この部分が多くなりすぎると、押し売りされているような気分になり読者が離れてしまいますので、最低限にしておきましょう。
⑥あとがき
メインのコンテンツの背景や裏話、プライベートであったエピソードなどを、親しみやすい文章で書きます。
⑦フッター
発行元の情報を記載します。ホームページのURL、問い合わせ先、メルマガの解除方法は最低限入れる必要があります。ヘッダーと同じく、こちらも毎回同じ内容で書きます。
上記のような書き方がメルマガの基本的な構成となりますが、もちろん、必ず上記の通りにしなければならないというわけではありません。基本を身につけた上で、慣れてきたら、自分なりの構成に変えていくと良いでしょう。
読んでもらえるメルマガにするには?
上記のような基本的なことを踏まえた上で、読んでもらえるメルマガにするにはどのようにすれば良いでしょうか? 大きく分けると、ポイントは3つです。
① 読みやすい文章にし、しっかりと推敲する
② 商品やサービスの売り込みではなく、読者の役に立つ情報を提供する
③ 書き手の人柄が分かるようにする
①読みやすい文章にし、しっかりと推敲する
まずは、一行の文章の長さと段落間の余白に気をつけるだけで、読みやすい文章になります。
一行の文章の長さは、30文字前後が適切です。また、一つの段落は4〜5行にして、次の段落との間に空白行を入れます。
これだけで、ずいぶん見やすいレイアウトになります。あとは、誤字脱字がないか、「てにをは」が間違ってないかなど、読み手の立場に立って、送信する前にしっかりと推敲することが重要です。
② 商品やサービスの売り込みではなく、読者の役に立つ情報を提供する
例えば、美容室なら、普段の髪のお手入れの仕方、電気屋さんであれば家電のメンテナンスの仕方、節電の仕方など、メインとなるコンテンツで読者の役に立つ情報を提供すると、読者に興味を持って読んでいただけます。
前回のコラムでもお伝えしましたが、「読者は誰か?」を具体的にイメージして書くことが重要です。20代で一人暮らしの若い女性なのか、30代で子供が2人いる主婦なのかによって、書く内容が全く異なってきます。可能な限り詳細に読者を想定して、具体的に情報を提供するような形で書くと良いでしょう。
また、構成の部分でも書きましたが、取り扱う商品やサービスのアピールが強いと、何か買わされるのではないかと読者は身構えて読まなくなってしまいますので、キャンペーンや新商品のアピールは「お知らせ」の欄で最低限にとどめておくのが良いでしょう。
③ 書き手の人柄が分かるようにする
おろそかにしがちですが意外と重要なのが、「あとがき」の部分。読者は、意外とこの「あとがき」の部分に興味を持って読んでいます。
メインで選んだコンテンツの裏話はもちろん、なんでもない日常のことでも良いので、子どもの成長記録や、趣味のことなど、「自分はこんな人なんだよ!」というのが分かるように書くと、読者から親近感を持ってもらえます。
メルマガで最も重要なのは、商品を売ることではなく、「読者(お客さま)との関係性を深める」ということです。関係性を深めることによって、お客さまが困ったときに、「あの人に相談しよう!」となってもらえ、「あれが足りなくなったからあの人から買おう」というふうに思ってもらえるようになります。
前回からの繰り返しになりますが、アッと@ホームページでは、オリジナルのメールアカウントを20個まで作成できますので、これを活用して、メルマガでお客さまとの関係性を深めていきましょう!